子どもの歯(乳歯や生えたての永久歯)は大人の歯に比べてやわらかく、虫歯になりやすいということをご存じでしょうか? また、一度虫歯にかかると、あっという間に進行してしまうのも子どもの歯の特徴です。
大切なお子さんの歯の健康を守ってあげるのは、親御さんと私たち歯科医院の役目といえます。「子どもの虫歯」について正しく理解し、しっかり予防してあげましょう。気になることがあれば、川崎駅前の「リバーク歯科」へご相談ください。
残念ながら、日本の子どもは先進国の中でも虫歯経験がかなり多いといわれています。その大きな理由には、「歯医者には虫歯になってから行くもの」という昔からの認識が強く根付いてしまっていることが挙げられるでしょう。
アメリカや北欧諸国といった歯科先進国では、歯科医院は「予防のために行く場所」と考えられています。自宅だけでお口のケアを行うことには限界があり、定期的に歯科医院で専門的な処置を受けることが大切だからです。お子さんのために、小さいころから「悪くなる前の通院習慣」を付けてあげましょう。
子どものお口の中は、年齢によって大きく変化します。それに合わせて、年齢に適した予防を行うことが大切です。
1~3歳 | 歯が生えはじめるころ。予防をスタートする時期ですので、定期検診にお越しください。歯科医院ではフッ素塗布のほか、親御さんに対して食事やブラッシングについての指導などを行います。 |
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3~5歳 | 引き続き定期検診に通いましょう。フッ素塗布、親御さんへの食事・ブラッシング指導に加え、お子さんが自分で正しくブラッシングできるよう指導をしていきます。 |
6才前後 | はじめての永久歯「六歳臼歯」が生えてくるころです。生えたばかりの六歳臼歯は虫歯になりやすいため、とくに注意しましょう。定期検診ではフッ素塗布に加え、奥歯の溝を埋めるシーラント処置などを行います。 |
6~12歳 | 乳歯から永久歯への生え替わりが続き、ブラッシングもしにくい時期です。定期検診でクリーニングやフッ素塗布などを受け、虫歯を予防しましょう。 |
お子さんの歯を虫歯から守るには、毎日のご自宅での習慣がとても重要になります。おうちでできることは、しっかりやっていきましょう。
歯ブラシのケア | 歯ブラシの角度 |
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歯ブラシは、約1ヶ月を目安に交換しましょう。使用後は流水で、ブラシの根元まできちんと洗い流しましょう。 | 歯の表面には直角に、歯の付け根には45度の角度で歯ブラシを当ててみがきましょう。 |
歯ブラシの動かし方 | 歯ブラシの持ち方 |
歯ブラシは小刻みに動かし、1本1本の歯をみがく感覚で行いましょう。 | 歯ブラシは鉛筆のように軽く持ち、歯や歯茎に負担がかかりすぎないよう意識してみがきましょう。 |
時間 | 飲みもの |
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食事やおやつは時間を決め、だらだら食べ続けないようにしましょう。糖分がお口の中にない状態を作ることが重要です。 | ジュースやスポーツドリンクは虫歯の原因になりやすい飲みもの。できるだけお水かお茶にしましょう。 |
食べ方 | 食後 |
よく噛んで食べる習慣を付けてあげましょう。顎の正しい発達につながるうえ、自浄作用が期待できる唾液の分泌も促されます。 | 食事の後には、できるだけブラッシングしましょう。難しいときは口をゆすぐだけでもいいでしょう。 |